台湾・馬前総統の情報漏洩裁判で無罪確定

 【台北=田中靖人】台湾高等法院(高裁)は12日、馬英九前総統が在任中の2013年夏、検事総長から報告を受けた捜査情報を漏らしたとして通信保障監察法違反(秘密漏洩)などの罪に問われた裁判の差し戻し審で、2審の有罪判決を破棄し無罪を言い渡した。

 馬氏の無罪が確定した。高裁は判決で、「公務員として懲戒の可能性はある」とする一方、「検察の立証は不十分で、刑事犯罪を構成しない」とした。

 情報漏洩は当時の与党、中国国民党内で対立関係にあった王金平立法院長(国会議長に相当)の失脚を狙ったもので、馬氏は総統退任後の17年3月に在宅起訴。1審は無罪だったが18年5月の2審で有罪となり馬氏が上告、最高法院(最高裁)が今年1月、裁判を差し戻していた。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ