ジブラルタル警察が拿捕、イランタンカーの船長ら逮捕

 【ロンドン=板東和正】英領ジブラルタルの自治政府がイランの大型タンカーを拿捕(だほ)した問題で、自治政府の警察は11日、タンカーの船長と一等航海士の2人を逮捕したと発表した。タンカーの拘束を続ける方針も示しており、事態が長期化すれば、報復を示唆しているイラン側の反発が一層強くなりそうだ。

 ジブラルタル警察は同日、タンカーにあった書類や電子装置も押収したと発表し、「タンカーに対する捜査はまだ継続している」との声明を出した。逮捕された2人はいずれもインド国籍という。

 ジブラルタル自治政府と英海兵隊は4日早朝、欧州連合(EU)の制裁に反してシリアに原油を輸送しようとした疑いで、イランの大型タンカーをジブラルタル沖で拿捕。ジブラルタルの裁判所が5日、タンカーを14日間差し押さえることを認める決定を下した。タンカーの即時解放を求めるイラン側は英国に対して報復措置をとると警告しており、英政府は11日、イランの小型船3隻がホルムズ海峡で英タンカーの拿捕を試みたと発表した。

 英メディアによると、英政府はイラン沖を航行する英船舶に向けた脅威警報を9日に最高レベルに引き上げている。

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