台湾・蔡英文総統、カリブ諸国外遊に出発 NY経由

 【台北=田中靖人】台湾の蔡英文総統は11日、ハイチなど外交関係のあるカリブ海諸国4カ国歴訪のため、チャーター機で出発した。蔡氏は往路で米ニューヨーク、復路でコロラド州デンバーを経由する。米トランプ政権は8日、戦車などの武器売却を議会に通知しており、台湾メディアは蔡氏の訪米直前の決定を評価している。

 蔡氏の外遊は今回で7回目で、総統就任後のニューヨーク訪問は初めて。米当局者との接触があるか注目される。総統府は米国の経由地では到着から24時間以内に出国するのが慣例で、それぞれ2泊するのは「突破」だと強調した。蔡氏は空港で、中国を念頭に「台湾の民主主義は脅威と浸透に直面しており、理念の近い国と協力して制度の安定を確保する」と米国との連携に意欲を示した。

 台湾紙はニューヨークのコロンビア大で座談会、デンバーで米議会議員と面会の予定があると報じているが、総統府は確認を避けている。事前の報道で米国との信頼関係を損なうことや中国の妨害を警戒している。

 蔡氏はカリブ海4カ国の訪問も初めて。14~19日にハイチ、セントクリストファー・ネビス、セントビンセント・グレナディーン、セントルシアを訪れ、外交関係の維持に努める。22日に台湾に戻る。

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