【外信コラム】“反日・親韓告げ口”報道はいささか古過ぎやしないか?

 来月、各国首脳を集めて開かれる大阪での20カ国・地域(G20)首脳会議の際、大阪城を背景に記念撮影が行われる案があり韓国の反発が予想される。と、韓国マスコミが「また日本にイチャモンをつけている!」のではなく、日本の朝日新聞がそう報道したのを、24日の韓国マスコミが喜んで飛びついてそう伝えているのだ。

 大阪城は豊臣秀吉の居城で、晩年、朝鮮半島に侵攻した秀吉は韓国では悪い日本人の代表格になっているので、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領も参加する予定のG20の記念撮影場所をめぐっては「韓国の反発が予想される」という理屈である。

 日本の足を引っ張ることを“愛国”と考え、そんな報道が日常茶飯事の韓国マスコミでは昔からよくある風景だが、日本の朝日新聞がそういって韓国世論にアピール(?)している形だ。日韓首脳会談ならともかく、世界の主要国首脳が集まるG20を舞台に16世紀の日韓歴史話でもなかろうに。周りの韓国人もびっくりで「そういう発想もありか!」と苦笑していた。

 年間約750万人以上が日本を訪れる韓国人にとって、大阪は今や最も人気の都市。大阪城はその主要観光スポットになっている。朝日新聞のこうした“反日・親韓告げ口”報道はいささか古過ぎやしないか?(黒田勝弘「ソウルからヨボセヨ」)

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