トランプ氏訪日 貿易は「焦点にならず」と米高官

 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米政権高官は22日、トランプ大統領の国賓訪日(25~28日)に関し、電話会見で「今回の訪問の目的は貿易に焦点を当てることではない」と述べ、日米首脳が今回の訪日に合わせて貿易問題で具体的な合意を目指さないとの見通しを明らかにした。

 日米貿易交渉は自動車関税や農業分野での日米の隔たりが鮮明となっているが、日米両政府は今回の訪問が初めて天皇陛下に会う外国元首の国賓訪問であることを考慮し、懸案事項での対立を回避し、日米の友好を前面に打ち出すことを重視したとみられる。

 政権高官は一方で、トランプ氏が「自由で公正な2国間貿易の重要性」は引き続き訴えていく見通しだと語った。

 政権高官はトランプ大統領夫妻が27日、国賓として天皇皇后両陛下と面会することについて「両陛下のご即位と、令和という新しい時代の始まりを祝福するとともに、日米同盟(の緊密ぶり)を祝うものだ」と強調した。

 同高官はまた、「日米同盟はこれまでになく強固だ」とし、「同盟はインド太平洋地域の平和と安全の礎(いしずえ)の役割を果たしている」と指摘した。

 27日に予定される安倍首相との会談後の共同記者会見では「日米関係に関し、いくつかの興味深い発表がある」と述べたが、詳細は明らかにしなかった。

 同高官によると、トランプ氏は28日、米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)を視察する。また、米艦上で米兵向けに演説し、「地域の侵略行為に対する抑止力としての日米同盟の重要性や、日米のパートナー関係が地球規模に及んでいることなどを訴える」としている。

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