トランプ氏「召喚状と戦う」 連発の民主党に反攻

 【ワシントン=住井亨介】トランプ米大統領は24日、野党・民主党が多数を占める下院の複数の委員会がロシア疑惑などの追及のため出した召喚状について、「すべての召喚状と戦う」と述べ、関係者による議会証言などを拒否する考えを示した。ホワイトハウスで記者団に語った。2016年大統領選でのトランプ陣営とロシアの「共謀」は同疑惑を捜査するモラー特別検察官の捜査報告書で否定されている。

 下院司法委員会のナドラー委員長(民主党)がマクガーン元大統領法律顧問の議会証言を求めて出した召喚状について、トランプ氏は「ばかげている」と述べ、証言を阻止する構えを見せた。捜査報告書は、トランプ氏がモラー氏の解任をマクガーン氏に指示したと指摘しており、民主党はトランプ氏が司法妨害をした疑いがあるとして関心を寄せている。

 司法委員会は一部が非公表となった捜査報告書の全面公開を求めて司法省に召喚状を出しているほか、下院監視・改革委員会のカミングス委員長(民主党)がトランプ氏の納税申告書を召喚状で要求している。トランプ氏は「(召喚状を使って)民主党は2020年の大統領選に勝とうとしている」とも批判した。

 トランプ氏側は22日、「立法府として正当な目的を欠いている」としてカミングス氏による召喚状の取り消しを求める訴えを首都ワシントンの連邦地裁に起こし、民主党との対決は法廷闘争に入りつつある。

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