慰安婦合意の日韓交渉の記録公開を認めず 慰安婦合意でソウル高裁

 【ソウル=名村隆寛】韓国政府に対し慰安婦問題をめぐる2015年12月の日韓合意の交渉記録の一部を公開するよう韓国の弁護士が求めた訴訟で、ソウル高裁は18日、記録文書の非公開は正当だとして公開を命じた1審判決を却下し、原告の逆転敗訴の判決を言い渡した。

 高裁は「日本とは緊密な関係を維持する必要がある中、公開すれば日本との信頼関係を損ねる。今後、日本が交渉に積極的に応じなくなる可能性もある」と指摘。さらに、「非公開を前提とする交渉内容が公開される可能性があるなら、韓国への信頼が低下し、外交活動に大きな支障が出る可能性もある」とした。

 原告は慰安婦の「強制連行」に関する協議内容についての文書の公開を求めていた。2審での敗訴を受け、原告側は同日、上告する方針を表明した。

 1審でソウル行政裁判所は、「非公開による国益が、知る権利より大きいと見ることは難しい」とし、文書の開示を命令。韓国政府側は国益を損なう恐れがあるとし、控訴していた。

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