北朝鮮・寧辺の核施設近くに特殊鉄道車両 核物質移動に関連か

 【ロサンゼルス=黒瀬悦成】米政策研究機関「戦略国際問題研究所」(CSIS)は16日、北朝鮮北西部寧辺(ニョンビョン)にあるウラン濃縮施設と、再処理施設である放射化学研究所の近くで、過去に核物質の移動などに使われたとみられる特殊な鉄道車両の存在が確認されたとする、商業衛星画像に基づく分析結果を公表した。

 12日撮影の衛星写真によると、確認された鉄道車両は5両。これらと同型の車両が、過去に核物質の移動や再処理関連の活動に使用されたとしている。CSISは、核物質が再処理施設に搬送された可能性があると指摘したが、再処理がすでに実施されたのか、これから行われるのかは明らかでないとしている。

 また、分析結果によると、寧辺の実験用軽水炉の建屋の西側に大型クレーンが設置されているのが確認された。米国の北朝鮮分析サイト「38ノース」も3月の衛星写真を基に、実験用軽水炉付近にクレーンが置かれたとの分析結果を発表している。

 CSISはさらに放射化学研究所の近くに給油トラックとみられる複数の車両が停車していたほか、ウラン濃縮施設では長さ約6メートルの輸送コンテナらしき物体が確認されたとしている。

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