金正恩氏立候補せず 北の最高人民会議選挙、妹ら側近は当選

 【ソウル=名村隆寛】朝鮮中央放送など北朝鮮メディアは12日、同国で10日に行われた最高人民会議(国会)第14期代議員選挙の当選者を発表した。しかし、最高指導者である金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の名前はなかった。

 選挙は5年ごとの信任投票で今回は687人が当選。投票率は99・99%で、投票者の全員が賛成票を投じた。金正恩氏は立候補しなかったことになる。

 一方、金正恩氏の妹、金与正(ヨジョン)党第1副部長は当選しており、最側近である金永南(ヨンナム)最高人民会議常任委員長、崔竜海(チェ・リョンヘ)党副委員長、朴奉珠(パク・ポンジュ)首相らがいずれも再選された。

 金正恩体制に異変が起きた可能性は低いが、金正恩氏が指導体制を改編するとの見方もある。

 金正恩氏は前回の2014年3月には代議員に選ばれていた。今年は農場や工場の視察が伝えられず、2月末のベトナムでの米朝首脳会談に専念したもようだ。会談の決裂により、対米戦略を練り直しているとみられる。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ