対日貿易赤字「大きすぎる」 トランプ氏、投資拡大求める

 【ワシントン=塩原永久】トランプ米大統領は6日、ホワイトハウスでの会合で「日本との貿易赤字は大きすぎる」と話し、対日赤字の規模に不満を表明した。また「(先日)安倍晋三首相は日本が少なくとも7つの大きな工場を米国に移すと話した」と述べた上で、「もっとやるべきだ」として日本に一層の投資拡大を求めた。

 トランプ氏が発言したのは雇用拡大策に関する会合。「(米国に)多くの企業が進出している」と指摘し、安倍氏からも日本企業の投資計画について説明を受けたと示唆したが、具体的な内容には触れなかった。

 トランプ氏は巨額の対日赤字が「長い間、続いてきた」とも強調。米政権は今後、日本などと開始する新たな貿易協議で、赤字削減に向けた厳しい姿勢を示すとみられる。

 米商務省が6日発表した2018年の貿易収支(通関ベース)では、モノの貿易赤字が前年比10・4%増の8787億200万ドル(約98兆円)と過去最大だった。このうち対日赤字は1・8%減の676億3千万ドルで、国別では中国、メキシコ、ドイツに次ぐ4位。中国に対する赤字は11・6%増の4191億6200万ドルと過去最高を更新している。

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