我慢できなかった?“チェーン・スモーカー”金正恩氏の喫煙シーン

 妹の金与正(キム・ヨジョン)氏が両手に持った灰皿で吸い殻を受け取った。金正恩氏は、灰色になったマッチ棒を自分で箱にしまった。「最高権威」の痕跡を残さないための“習慣”だという。

 チェーン・スモーカーで知られ、北朝鮮の公の場所でも灰皿とタバコが欠かせなかった金正恩氏だが、韓国メディアが、健康や行儀作法でその行為を問題視してからは、カメラの前での喫煙は減っていた。昨年6月のシンガポールでの史上初の米朝首脳会談では、世界中のメディアから追いかけられながらも、喫煙している映像は捉えられることがなく、金正恩氏ウォッチャーから「精神的な圧力によく耐え、人前でタバコに火を付けるのを我慢した」と、感嘆の声が上がったほどだった。

 だが、米朝首脳再会談後も経済制裁解除という「見返り」は得られない見通しの中、核兵器開発の「休止」について独裁下の国民への説明もうまくできそうになかった金正恩氏は、追い詰められていたようだ。

 金正恩氏が、飛行機ではなく、鉄道を利用した理由については、祖父の過去をまねて権威付けする狙いがあったとする説明のほか、老朽化した航空機の使用を避けて安全を優先した、との見方もある。

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