トランプ氏、娘婿の最高機密アクセス資格回復を指示

 【ワシントン=住井亨介】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は2月28日、トランプ大統領が昨年、娘婿のクシュナー大統領上級顧問に最高機密情報の取り扱い資格を回復させるよう、ケリー大統領補佐官(当時)に命じていたと報じた。ケリー氏らが書き留めた部内向けのメモや関係者の話で明らかになったとしている。

 ケリー氏は昨年2月、正式な取り扱い資格を得ていない者が最高機密情報を扱うことを禁じる方針を打ち出し、資格付与の是非を審査する連邦捜査局(FBI)の判断で暫定資格しかなかったクシュナー氏は、情報取り扱いの権限が引き下げられていた。

 同紙によると、トランプ氏の決定は昨年5月にあり、ケリー氏やホワイトハウスのマクガーン法律顧問(当時)らの反対を押し切ったという。同紙はクシュナー氏の弁護士の話として、クシュナー氏は昨年、通常の手続きをへて資格を与えられたとしている。

 クシュナー氏に正式資格が与えられていなかった理由は明らかになっていないが、同紙は複数の関係者の話として、情報当局からロシアなど外国との取引が問題視されたとしている。

 トランプ氏は資格問題について「ケリー氏に一任する」としていたものの、トランプ氏には自らの決断でクシュナー氏に正式資格を付与する権限がある。

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