トランプ氏の一般教書演説 環球時報(中国)「政治的妥協ほとんど『遊離』」

 トランプ米大統領は5日(日本時間6日)、国の現状や向こう1年間の内政・外交の政策全般について上下両院に説明する恒例の一般教書演説を行った。トランプ氏は融和や団結を盛んに呼びかけ、日頃は政権に批判的な米メディアにも好意的論調が散見された。一方、中国紙はその「団結」こそが米国で「最も欠けた政治資源だ」と皮肉り、露紙はトランプ氏が唱えた新たな核兵器管理条約構想に強い疑念を投げかけた。

 □ブルームバーグ(米国)

 ■まずまず満足できるもの

 トランプ米大統領は一般教書演説の冒頭で「2つの党ではなく、1つの国として」と述べ、党派対立を超越した融和を呼びかけた。6日付の米ブルームバーグ通信(電子版)は「団結を訴え、まずまず満足できるもの。大統領らしい雰囲気も備えていた」と好意的に受け止めた。

 野党・民主党からも賛成の多い犯罪司法改革を共和党との協調の好例として挙げたことを評価したうえで、「薬価の引き下げやインフラ投資など多くの重要な課題で両党が割れ、それらの課題を台無しにすることになってはならない」と、トランプ氏の主張を後押しした。

 また、トランプ氏が合法移民への支持を演説で語り、メキシコとの「国境の壁」を当初よりも小規模にしようとしていると指摘。「この2点を踏まえれば、妥協は可能だ」と述べ、民主党に歩み寄りを促した。

 米紙ワシントン・ポスト(電子版)に寄稿された、政治コラムニストのエド・ロジャース氏による評論も「印象の強い演説で、民主党の抵抗は勢いを失った。トランプ氏は勝利したが、政界では過小評価されている」と高評価を与えた。

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