ファーウェイ幹部逮捕で“報復合戦”激化! 中国でカナダ元外交官拘束、識者「今後は日本人拘束の恐れも」

 カナダ政府も拘束の事実を確認し、ジャスティン・トルドー首相は「とても深刻に捉えている」と語った。

 中国当局は拘束理由を明らかにしていないが、同国幹部の発言などを見れば、「報復」の可能性が高い。

 中国の王毅国務委員兼外相は11日、北京で行われたシンポジウムで講演し、「中国国民の正当な権益を侵害するいじめのような行為に対し、中国は絶対に座視しない。全力で中国国民の合法的な権利を守る」と米国とカナダを批判し、「対抗措置」を示唆したのだ。

 国際政治学者の藤井厳喜氏は「中国の目的は、孟容疑者の解放だ。カナダの国民を標的にすることで、圧力をかけたのではないか」と分析する。

 米国の同盟国、日本への「圧力」とも取れる動きもあった。

 2015年に、北京で中国当局に拘束された札幌市の男性(73)が10日、北京の裁判所で刑法のスパイ罪を適用され、懲役12年の実刑判決を言い渡されていたことが分かったのだ。日中関係筋が明らかにした。

 男性は航空会社勤務の経歴があるとされるが、どのような行為が罪に問われたのかは不明という。

 トランプ政権は、ファーウェイなど中国ハイテク企業について、軍事や産業の機密情報が盗まれる恐れがあると危険視している。日本をはじめ、オーストラリア、ニュージーランドが「排除」の方針を打ち出している。

 中国は、軍事力や情報力ではかなわない米国ではなく、米国の同盟国を“攻撃”して揺さぶりをかける手口が得意だ。カナダに加えて、日本も「報復」を受けた可能性があるのか。

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