北朝鮮、徴用工訴訟判決への日本の反応を「厚顔無恥」と非難

 【ソウル=名村隆寛】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞(11日付)は、徴用工訴訟で新日鉄住金に徴用工訴訟賠償を命じた韓国最高裁の確定判決を支持する論説を掲載。判決について「あり得ない判断だ」と述べた安倍晋三首相を呼び捨てで非難し、日本政府を「厚顔無恥」と非難した。

 同紙は、かつて日本が「840万人余りの朝鮮人を誘拐、拉致、強制連行し戦場と重労働に駆り立て、20万人の女性を性奴隷にし、数百万人を野獣のように虐殺した」と主張。「賠償しても償い切れない日本の過去の罪悪に比べれば、事実上、今回の判決はあまりにも軽い」とし、判決は「南朝鮮(韓国)の民心の反映だ」と強調した。

 論説は「わが民族は日本の謝罪と賠償を百倍千倍にして受け取らねばならない」とも訴えており、北朝鮮が今回の判決を持ち出して、今後、日本の朝鮮半島統治への賠償要求を強めることは必至だ。

 日朝は2002年の首脳会談で日朝平壌宣言を発表。国交正常化交渉では、日朝両国と国民が「すべての財産および請求権を相互に放棄するとの基本原則」に従い協議することで合意している。

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