トランプの「魔女狩り」批判に民主沈黙 大統領選にらみ弾劾より調査

【2018トランプの米中間選挙】(下)

 米大統領ドナルド・トランプはロシアによる大統領選干渉疑惑を「フェイク(偽)ニュース」だと切って捨てる。現時点でロシアとトランプ陣営が共謀して民主党候補ヒラリー・クリントンが不利になるような動きをした証拠が出てきていないからだ。しかし、来月6日の中間選挙で民主党が下院を支配するようになれば、トランプがいう「魔女狩り」は議会でも本格化する。

 「非常に多くの前向きな成果や勝利にもかかわらず、92%の記事はドナルド・トランプに否定的だという。フェイクニュースだ!」

 トランプは10日、ツイッターの書き込みにメディアへの憤りをぶつけた。

 「92%」の根拠は米メディア監視団体「メディア・リサーチ・センター」の調査だ。ABC、CBS、NBC各テレビで6~9月に放映されたトランプ政権に関する1960分のニュースを分析したところ、ロシア疑惑が342分と最も長く、移民政策、連邦最高裁判事ブレット・カバノーの人事、米朝、米露関係を含む問題が「5大テーマ」で、92%の内容が政権に否定的だったという。

 同センターは保守系団体であり、「否定的」の基準は示されていない。だが、カバノーからの性的暴行の被害を受けたと訴えた女性の立場から四六時中、報道していたCNNテレビなどは、6日にカバノーの人事が承認されるとほとんど関連のニュースを報じなくなった。トランプ寄りの報道をするFOXニュースを含め米メディアの中立性を疑う声は根強い。

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