露骨な北迎合で文大統領の足を引っ張る与党代表 保安法見直し、制裁「解除」誘導

 【ソウル=桜井紀雄】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の対北融和路線がここに来て逆風にさらされている。与党「共に民主党」の李海●(=王へんに賛の夫がそれぞれ先)(イ・ヘチャン)代表の北朝鮮に迎合するような発言が主な原因だ。対北独自制裁の解除を「検討中」だとした康京和(カン・ギョンファ)外相の答弁も李氏が故意に誘導したと批判されている。

 趙明均(チョ・ミョンギュン)統一相は11日、国会の国政監査で独自制裁の解除に関し、「具体的に検討した事実はない」と強調した。「関係部署と検討中」だとした康氏の前日の発言の尻拭いを管轄省庁の責任者がさせられた形だ。

 韓国メディアは11日、米国と軋轢(あつれき)を生む懸念を伝え、「われわれ(米国)の承認なしに(韓国は)何もしないだろう」というトランプ大統領の反応を大きく報じた。康氏は「言葉が先走ったのであれば、申し訳ない」と陳謝したが、波紋は収まりそうにない。

 康氏の発言は、北朝鮮観光が制限されている現状に疑問を呈する李氏の質問が発端だった。野党やメディアは「李氏が答弁を誘導した」とみている。

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