シリア攻撃 「アサド政権に影響与えず」 東京外大・青山弘之教授

 ■東京外国語大の青山弘之教授(シリア政治)の話

 「実際にシリアのアサド政権が化学兵器を使ったのだとすると、後ろ盾であるロシア軍の存在を抑止力として使い、米国は限定的な報復しかできないと見越していたと考えられる。限定攻撃では政権優位の内戦の戦況は変わらない。ロシアとイランの支援を受けながら、内戦で失った支配地域を徐々に回復し、復興プロセスを進めるという政権の戦略に大きな影響を与えることはない。アサド大統領の進退にも影響を及ぼさない。米国の無力さを国際社会に露呈させ、米国をおとしめることを狙って、政権はあえて化学兵器の使用に踏み切ったと考えられる。米露が重要な役割を担う国連主導の和平協議は、ますます実現が難しくなるだろう」(共同)

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