イタリア首相候補は31歳の元フリーター 大衆迎合政党、政策コピペ…でも「素人っぽさ」が人気

政策はコピペ?

 五つ星は2009年、人気コメディアンが既成政党打破を訴えて設立。「インターネットで有権者が直接つながる政治」を目指し、候補者は公称15万人の支持者がネット上で選ぶ。13年の前回総選挙では下院(定数630)で109議席を獲得。ディマイオ氏はこのときに当選し、いきなり副議長になった。

 それまでは大学中退後、土木作業員やウエーターの職を転々とした。国内では25歳未満の4割が失業者で、「私の経歴を笑う人は、この国の若者をばかにするのと同じ」と訴える。

 党は当初、ユーロ離脱を問う国民投票を掲げたが、ユーロ危機後に国民の欧州連合(EU)支持率が上がると、ディマイオ氏はあっさり引っ込めた。「ドイツ(のメルケル政権)が弱体化し、投票の必要性がなくなった」。世論に応じて政策を変えるポピュリズム政党の本領発揮だ。

 「単身者に780ユーロ(約10万円)の最低所得保障」など若者や低所得層支援を訴えるが、地元紙で「公約の多くはウィキペディアや新聞のコピペ」と暴露された。

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