助っ人8人制の阪神、新外国人の活躍が首位キープの鍵

 セ・リーグ首位を快調に走る阪神。5月17日現在、27勝11敗2分けで勝率は7割を超える。快進撃を続ける要因の一つが、外国人選手の貢献度の高さだ。今季は野手3人、投手5人が在籍し、巨人と並んで12球団最多の助っ人8人体制。ただし、1軍登録は5人まで、ベンチ入りは4人までと枠に制限があり、外国人選手の枠の争いも激しくなっている。(上阪正人)

 今季の阪神は、昨季から在籍している外国人選手が開幕から絶好調。野手でマルテとサンズが中軸として打線を牽(けん)引(いん)している。投手でもガンケルが先発で5連勝をマークし、守護神のスアレスはリーグトップの12セーブでチームに不可欠の存在。それだけに、今後の鍵を握るのが新外国人が活躍できるかどうかだ。

 投打の新外国人は新型コロナウイルスの影響による来日遅れがあり、今月にようやく合流した。ただ、昨季韓国で本塁打、打点の2冠王に輝いたロハスは5試合に出場し、20打席無安打と快音なし。日本の投手の緩急をつけた配球に苦戦する姿に、矢野監督も「タイミングが合っている感じで振れていることが少ない。確率よくという感じには見えない」と首をひねる。17日は休日返上で打撃練習に取り組んだ。

 投手のアルカンタラは昨季韓国で20勝を挙げて最多勝のタイトルを獲得した本格派右腕。初登板となった16日の巨人戦で6回7安打5失点ながら初勝利をマーク。「自分の長所は制球。チームを勝たせられる投球を続けたい」とさらなる貢献を誓った。現在の先発投手陣は決して盤石ではない。開幕投手を務めた藤浪が2軍で調整を続けていて、ガンケルも右肩の張りで離脱中。その穴を埋める存在として、新たな助っ人に期待がかかる。

 台湾出身の左腕チェンや中継ぎ右腕のエドワーズも1軍で活躍できる力を示していて、今季はすでに助っ人8人全員が1軍の試合に出場した。今後、限られた枠の中で戦力をうまく活用していけるか。「俺もいい悩みになるような状況になってくれたらうれしい」と矢野監督。手腕の見せどころにもなっていく。

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