阪神・マルテ&サンズ、今季3度目アーチ競演 51年ぶりヤクルト開幕6連倒

 (セ・リーグ、ヤクルト5-11阪神、6回戦、阪神6勝、4日、神宮)ルーキーアベック弾に負けじと、マルテ&サンズの助っ人コンビも今季3度目のアーチ競演で、しめて4発! 破壊力抜群の“SM砲”が、虎を51年ぶりとなるヤクルト戦開幕6連勝へ導いた。

 「しっかりと強くたたくことを意識して、打席に入った。いい勝ち越し点になったよ」

 まずは4-4の七回1死から、勝ち越しソロを放ったマルテだ。2番手・近藤のシュートを振り抜くと、打球は無観客の左中間席へ飛び込んだ。10試合ぶりの7号。0-0の三回無死二、三塁では先制の中前打、五回2死三塁では相手失策を誘う三ゴロとチームに次々と得点をもたらした。

 そして勝負を決定づけたのはサンズだ。九回、大山の右中間フェンス直撃の適時三塁打で8-5とし、なお1死三塁。杉山の141キロ直球を一閃し、マルテと同じく、左中間席に運んだ。

 「(大山)悠輔の(全力疾走の)あのスピードを見せられたら、なんとか、もう1点取りたいと思っていたよ」

 マルテを再び1差でリードする6試合ぶりの8号2ランに、ジョークもさえた。

 競争心が、助っ人コンビの力をさらに引き出している。4月27日からの中日3連戦(バンテリンドーム)の試合前練習でのこと。サンズが一塁の守備に就いて、ノックを受けていた。春季キャンプでよく見られた光景だが、シーズンに入ってからはなかった。2軍で調整している新外国人ロハス(韓国・KT)の1軍合流が着々と近づく中、助っ人野手3人制で、ロハスが左翼を守った場合を想定した練習であることは一目瞭然だった。

 佐藤輝が三塁も守れることで、前日3日には矢野監督が主力野手の“ローテ構想”を明かしたばかり。しかしマルテもサンズも、休むつもりはない。オレが出る! とばかりの猛打だ。指揮官はマルテについて「つなぐところで(チームトップ18四球と)選べるし、ひと振り(ホームラン)があるのも魅力」と存在の大きさを再認識した。

 この日も本塁打を放つと、M砲は弓を引くようなラパンパラポーズ、S砲は手をひらひらさせる「ハッピーハンズ」でベンチを盛り上げた。「僕がチームの勝利に貢献して(テレビの前のファンにも)ラパンパラポーズをどんどんやってもらいたい」とマルテ。助っ人コンビが活躍すればするほど、矢野監督のうれしい悲鳴が聞こえてくる!?(三木建次)

■データBOX

 ◎…阪神は今季3度目の4連勝(最長は8連勝)。貯金13は今季最多で、2017年のシーズン終了時の17以来。2位(巨人)との3・5ゲーム差は今季最大タイ

 ◎…2桁得点は今季4度目(最多は4月24日のDeNA戦の13)。15安打以上は今季3度目(最多は4月24日のDeNA戦の18)

 ◎…1試合4本塁打以上は4月20日の巨人戦(5本、東京ドーム)に次いで今季2度目

 ◎…ヤクルトに開幕6連勝。1970年の開幕7連勝以来51年ぶり。同年ヤクルトに21勝5敗。シーズンは2位

 ◎…マルテとサンズのアベック弾は3月28日のヤクルト戦(マルテ1号、サンズ3号)、4月20日の巨人戦(マルテ4、5号、サンズ6号)に続いて通算3度目

 ◎…今季のヤクルト戦では、マルテは打率・300、3本塁打、6打点。サンズは打率・455、4本塁打、10打点。揃って、6戦全勝の立役者となっている

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