オリックス、3戦連続ドロー沼にサヨナラ!胸すく一撃、宗が決めた

 (パ・リーグ、オリックス5x-4ソフトバンク、7回戦、オリックス4勝3敗、30日、京セラ)快音とともに白球が左中間方向へ伸びると、一塁ベンチからオリックスナインが飛び出した。ガッツポーズの宗が、笑顔でウオーターシャワーを浴びる。逆転となるプロ初のサヨナラ打で、5試合ぶりに白星をもたらした。

 「こういうふうにサヨナラ勝ちしたときに、ファンの皆さんと球場で一緒に盛り上がれるんですけど、それができない状況で。それまで僕らは戦い続けるので、また試合を観戦していただきたいと思います」

 お立ち台では、無観客試合でのさみしさを口にした。それでも自宅で見守るファンに引き分けではなく、勝利を届けた。

 3-4の九回だ。頓宮、紅林の連打で無死一、二塁と、相手守護神・森の負傷で代役を務めた岩崎を攻めた。代打・山足はスリーバント失敗で嫌な流れもあったが、宗が2-2と追い込まれてから3球ファウルで粘った末、2点二塁打だ。

 最後まであきらめなかったナインを中嶋監督は「よく、よく、ひっくり返しましたね」と絶賛。プロ野球最多タイとなる3試合連続引き分け中だっただけに「今までなら同点どまりだったけど、それがサヨナラまで行くのは、チームとしても少しスッキリしたのかな」とうなずいた。

 高卒7年目の宗は「試される立場ではない」と話し、「紅林、太田椋とか若手が出てくる。僕も負けないように」と若手の存在を刺激に変えている。また、今季から水本ヘッドコーチの発案で、士気を高めるべく、試合開始直前にはベンチにいる全員でグータッチ。宗も「一体感が出て、チームで戦っているという気持ちになる」と効果を口にした。

 求めるのはあくまでも勝利。1歩ずつでも、上位進出へ歩みを進める。(西垣戸理大)

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