阪神・梅野、驚異の得点圏打率・643!守っては1975年以来先発投手8連勝導いた

 (セ・リーグ、巨人5-10阪神、4回戦、阪神3勝1敗、20日、東京D)バットを持てば勝負強く、マスクをかぶれば心強い。梅野が驚異の得点圏打率・643(14打数9安打)をマーク。守っても、先発陣を46年ぶりの記録へと導いた。

 「みんなが絶対この試合をとるという気持ちで戦っている。必死でつないでくれたので、なんとしても打つという気持ちで打席に入った。打つことができてよかった」

 6-4で迎えた七回2死満塁。勝利を決定づけるには、何としても一本が欲しかった。カウント2-2から5球目。左腕・高木の147キロを逆方向へはじき返す。白球は右翼線に弾む2点二塁打。セ・リーグトップの勝負強さで、追いすがる宿敵の心を打ち砕いた。

 何より、盤石の投手陣が成し遂げた記録は、マスクをかぶる梅野なしでは語れない。チームはこの日の勝利で、7年ぶりの8連勝。そのすべての勝ち投手が先発となった。これは、江夏豊らを擁した1975年以来46年ぶりの快挙だ。

 青柳も、ガンケルも「勝てているのは梅野さんのおかげ」と口をそろえる。配球、投球の組み立て、その日の調子…。投手の話を聞きながら試合前に入念な打ち合わせを行い、ゲームが始まればどしっと構える頼もしさ。春季キャンプでは、素振りやティー打撃など個人練習は早出で済ませ、時間の許す限り投手陣に寄り添った。積み重ねてきた経験と信頼は誰にも負けない。

 18日のヤクルト戦(甲子園)では、右手を負傷し途中交代となったが、その心配を吹き飛ばすかのように躍動した。開幕から全試合でスタメンマスクをかぶる背番号2の代わりはいない。3年連続でゴールデングラブ賞に輝いている最高の女房役が、歴史的快進撃を支えている。(原田遼太郎)

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