ヤクルト・田口が移籍1勝!森下に投げ勝った6回1失点、地元・広島で「特別」

 (セ・リーグ、広島1-2ヤクルト、4回戦、ヤクルト3勝1敗、20日、マツダ)ヤクルト・田口麗斗投手(25)が20日、先発登板した広島4回戦(マツダ)で6回1失点と好投。3月に巨人からトレードで加入し、4度目の登板で移籍後初勝利を挙げた。チームは2-1で競り勝ち、連敗を2でストップ。昨季から4連敗中だった広島・森下に初めて土をつけ、貯金1の3位に浮上した。

 生まれ育った広島で力投した。3月に巨人から移籍した田口が4度目の登板で移籍後初勝利をマーク。好投手、森下との投手戦を制した。

 「チームが変わっての特別な一勝。(森下は)今、日本で一番いいといわれる投手。いい投手を相手に勝てたし、チームも上昇気流に乗ると思う」

 四回、巨人時代の同僚の長野に先制打を浴びたが崩れない。1-1の六回2死二塁で4番・鈴木誠を迎えると、気合の入った声とともに直球を投げ込み、空振り三振に仕留めた。ピンチを脱すると、グラブを強くたたいて歓喜。直後の七回に代打を送られたが、代打の川端が勝ち越し打を放ち、勝利をつかんだ。

 広島新庄高からプロ入りして8年目。巨人では2016年から2年連続2桁勝利(この日の勝利で通算37勝)を挙げた実績を持つが、技術の向上のためには何でも取り入れる。

 3月。移籍後すぐに小川や石川ら仲間のフォームをキャッチボールで模倣したのも、理由があった。

 「それぞれの投手に体の使い方、リズムがある。みんなのいいフォームを当てはめていけば、最強になれると思っている。高校時代からコンビニの店員の物まねとかをしていましたし、記憶力もいい方だと思う。(レパートリーは)無限大です」

 石川がプレートを踏む位置を投球ごとに変更することを知ると、即実践。フォームだけでなく、仲間の取り組みも成長の糧とし、初勝利につなげた。

 「学生時代をずっと過ごしてきた広島で、初勝利を挙げられると思っていなかった。それも一番いい投手から勝つことができた」

 チームは貯金を1とし、3位に浮上。田口と同郷の高津監督(広島工高出)は「丁寧に投げるところと、全力でいく場面との強弱があった。ロースコアで勝ち切るしかない。それをできた田口はよく投げ抜いた」と褒めた。サンタナら来日が遅れた4人の助っ人は2軍戦に出場。戦力をそろえ、さらに上位を狙う。(横山尚杜)

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