オンラインで競技人口増やせ フィンランド発祥AGG

 新型コロナウイルスの影響で、スポーツ競技の国際大会の中止や延期が相次ぐ中、オンラインによる国際大会を頻繁に開催して競技人口の増加を狙うスポーツがある。フィンランド発祥で、芸術性や表現力などを競うグループ体操「エステティック・グループ・ジムナスティックス(AGG)」。大会開催国への渡航費用などが必要ないこともあって、参加チームが増えているという。(高橋義春)

大会直前に中止…選手の涙

 「嘆いてばかりではいられない。何とかしなければ」

 昨年3月、フィンランドで開催予定だったワールドカップ(W杯)が、WHO(世界保健機関)の「パンデミック(世界的大流行)宣言」を受け、試合開始直前に急きょ中止になった。

 当時、審判員として現地入りしていた国際AGG連盟理事の久保田さおりさん(53)は、顔にメークを施し、コスチュームを着てウオームアップの最中だった選手たちが突然の中止を聞かされ、号泣する姿を目の当たりにして胸を痛めた。

 その後、各国のクラブチームと協議し、ビデオ会議アプリZoom(ズーム)を使ったオンライン大会の開催を決定。「海外との往来が困難な今、新たな形式の大会でAGGの普及に努めたい」と、コロナ禍を逆手に取ろうとたくましい。

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