新生社会人チーム・茨城日産、白星発進 初陣で鮮やか逆転勝利

 今春、茨城県内6つ目となる社会人野球の企業チームとして発足した茨城日産(水戸市)が19日、先輩格の茨城トヨペット(同)と初の対外試合を行い、4-1で鮮やかに逆転勝利した。

 茨城日産のメンバーは、昨年入社の2人に新卒の23人を加えた総勢25人で、平均年齢は22歳弱と若い。主将に任命された田中悠也外野手(23)=石岡一高、麗澤大=は「やっとこのときがきた。プレーでチームを引っ張りたい」と試合に臨んだ。

 東京六大学の明治大で活躍した藤江康太内野手(22)は「普通に就職するつもりだったが、やはり野球がやりたくてここへ来た。目標は都市対抗出場」と言い切る。栃木の作新学院高で夏の全国優勝を経験した水口皇紀捕手(22)=作新学院大=は「チームが1年目なので、自分たちのカラーが伝統や歴史になるのは魅力」とする。

 チームを率いる渡辺等監督(56)は、平成21年限りで休部した日産自動車(神奈川県横須賀市)に選手やコーチとして所属。「強い日産を知る立場だが、まず私があせらず、一歩ずつ階段を昇っていく」と育成方針を練る。

 スタンドには日産自動車OBも駆け付けた。下手投げのエースとして知られた宮田仁さん(46)は「『NISSAN』の文字が入ったユニホームが、またグラウンドで躍動する姿を見られるのはうれしい」と顔をほころばせた。

 チーム全員がそろったのは3月下旬で、天候にも恵まれずグラウンド練習ができたのは1回のみ。「ぶっつけ本番」(チーム関係者)で迎えた初陣だったが、投打がかみ合い、快勝した。渡辺監督は「とにかく野球が好きなメンバーが集まってくれた。その喜びを体で表現できるチームを目指していきたい」と誓った。(三浦馨、写真も)

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