斎藤佑樹に投げ勝った男、西武・東野葵が自主退団

 西武は18日、東野葵(とうの・あおい)投手(24)から自主退団の申し入れがあったと発表した。同投手は2019年育成ドラフト1位で日本経済大から入団。1軍登板はなかった。

 東野は昨春キャンプで左肘じん帯を損傷。それでも同年のイースタン・リーグで11試合に登板し、0勝1敗、防御率3・74の成績を残した。しかし、3年目の今季に自主トレ中に再び左肘を痛め、球団からは手術を勧められる中で、最終的には保存療法を選択していた。

 東野は球団を通じて「このたび、埼玉西武ライオンズを退団して、野球とは違った道に進むことにいたしました。応援していただいたファンの皆さま、球団には申し訳ない気持ちでいっぱいです」とコメント。自主退団を申し入れたことに関しては「昨シーズン中に復帰してからも肘を庇うように投げる日々でした。今年のキャンプ中に痛みが増し、症状が悪化してしまい、自分の靭帯の状態を踏まえ、引退を決意した次第です」とした。

 また、一番の思い出として、1年目の19年9月6日のイースタンリーグ、日本ハム戦(鎌ケ谷)で斎藤佑樹投手(32)と投げ合っての初勝利を挙げた。

 渡辺久信GMは「当球団としては、退団を慰留をしましたが、本人の意思が強かったため、受け入れることとしました。東野にとって2年目の昨シーズンはファームでの成績も向上し、彼の将来を非常に楽しみにしていましたので、大変残念に思います」とした上で、ライオンズで過ごした約2年半の経験を活かして、次のステージで輝いてくれることを願っています」と第2の人生にメッセージを送った。

(東山貴実)

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