無観客でも達成感 聖火リレー大阪府の1日目

 13日に大阪府入りした東京五輪聖火リレー。新型コロナウイルス感染が急激に拡大したため公道での開催が中止され、吹田市の万博記念公園に設けられた代替コースを無観客で走るだけとなったが、ランナーたちは笑顔で聖火をつなぎ、「一生に一度の貴重な経験ができた」などと達成感を語った。

 コースが地元でなくなったことに不安があったという堺市南区の会社員、浜田裕美さん(49)。駆けつけた夫や小学6年生の長女らに見届けてもらい、「無観客で寂しいところはありましたが、多くの協力でやり遂げた。トーチは走っているうちにずっしりと重みを感じました」と振り返った。

 大阪府東大阪市の飲食店経営、小瀬由紀子さん(37)は「天国の夫や家族、知人だけでなく、聖火リレーの場を作っていただいた関係者の方々に感謝、感激の思いが強くなった」と笑顔。両親らに見守られて走り、聖火を次につないだ。

 脳性まひで手足などに障害がある同市の福田翼さん(26)は「トーチが重たかった」。途中でトーチを落としそうになったが、並走した双子の弟、翔(しょう)さん(26)に支えてもらい、「(サポートしてくれる周囲に)感謝の気持ちが伝えられたら」と約200メートルを走り切った。

 大阪府門真市の保育士、広岡恵さん(40)は「娘がコース横を伴走してママーって応援してくれたのがうれしかった。大勢のランナーの方々に出会え、『聖火を東京までつなごう』という五輪への思いを感じることができた。コロナは厳しい状況ですが、少しでもみんなの元気につながればいいなと思います」と話した。

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