フェアウエーをゆっくりと横切る動物が…コロナ禍とは無縁、自然楽しむゴルフ

【SPORTS BAR】

 大きく息を吸う。空気がうまい。例年なら満開であるはずの桜も、散りかけていたが、それも目にまぶしい。密はない。ゴルフ場はある意味、コロナとは無縁の世界。前週の女子ゴルフ「ヤマハレディス」で静岡・葛城GCを訪ねたが、そこでちょっとしたハプニングにも遭遇した。

 3日目。上田桃子、渡辺彩香らが1番ティーイングエリアに立った時。フェアウエーをゆっくりと横切る動物がいた。

 「ワッ、エッ、あれ、ナニッ…」。びっくりする選手たち。すると地元のキャディーさんが説明してくれた。

 「ニホンカモシカなんです。最近、ゴルフ場にもよく出没するんです」

 近年、里山を間伐や枝打ちなどで手入れをしなくなった。そのため山が荒れ、どんぐりや木の実などの食べ物がなくなって動物たちが下界に下りてきているという。

 会場近くの掛川市のホームページにも「掛川市内には国指定の特別天然記念物ニホンカモシカが生息しています。(中略)本来おとなしく、人に危害を加える動物ではありません」などと書かれてあった。とはいえ、遭遇には一瞬驚かされた。

 ところで…。この時期の旬といえば、駿河湾でしか捕獲できないサクラエビである。4月1日解禁。さっそく掛川駅北口近くにある「彩り料理 このは」で“かき揚げ”を食した。絶品! 包み込むような香りと食感。いい店に遭遇した。

 取材で1日約1万歩近く歩き、天然記念物に出会って、食とお酒…。「ゴルフの試合は日本全国。その土地のものを食べるって最高の楽しみ。エネルギーになる」とはある女子プロ。わかるナ。

 さて、男子ゴルフの祭典「マスターズ」(米ジョージア州)が8日に開幕する。8年前に聖地・オーガスタナショナルGCを訪れた。今でもその美しさが目に焼き付いて離れない。その光景を思い浮かべつつ、テレビ観戦で日本の松山英樹を応援します。もちろんアメリカ料理とバーボンで。ン? また酒かよ…。 (産経新聞特別記者・清水満)

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