楽天・岸、3年越しの10連勝 打線も超絶援護13点

 楽天は6日、西武1回戦(メットライフ)に13-2で大勝。2004年11月の創設から17年目のシーズンで、球団史上初となる開幕から4カード連続での初戦勝利を飾った。先発の岸孝之投手(36)が6回3安打2失点の好投で勝利に貢献。同じくカード頭を任される涌井秀章投手(34)とともに、両ベテラン右腕で記録を樹立した。岸は自身の連勝を19年9月16日のオリックス戦から3年越しの「10」に伸ばした。

 涼しい顔で、今年12月で37歳となる岸が、また白星を積み重ねた。

 「涌井が表のカードの頭をしっかり勝っているのを見ているので、(裏の)こっちも初戦を取りたい気持ちは強い」

 今季12球団一番乗りとなる完封勝利を無四球で飾った3月30日のロッテ戦(ZOZOマリン)ほどの制球力はなかったが、その分は緩急でカバー。「あれだけ点を取ってもらったので、余裕を持って投げられた。『テンポ良く』ということしか考えなかった」と、連打を許すことなく6回を3安打2失点に抑えた。

 チームは球団初の開幕から4カード連続初戦勝利。これも涌井、岸がカード頭を担うからこそ。開幕から2戦2勝の内容も涌井が計14回を2失点、岸が計15回を2失点と抜群の安定感を誇る。

 東日本大震災から10年という節目の年にチームを優勝に導くことに加え、密かなモチベーションとなっているのが東京五輪だ。「そりゃ、出てみたいと思うけど(年齢的にも)普通に考えて無理でしょ。『出てみたい』という気持ちだけ大事に、心の中に持っておきます」と話すが、日本代表・稲葉篤紀監督には2018年の日米野球、翌19年の国際大会「プレミア12」でも代表に招集された。ともにチーム最年長だったが、代表監督は「あのカーブは初見では打てない」と高く評価し続けている。

 これで岸は19年9月16日から3年越しで10連勝。田中将大の28連勝(12、13年)に次ぐ記録を、また一つ伸ばした。「負けるよりは絶対勝ちたいですね」。不敗神話は決してマー君だけのものではない。(東山貴実)

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