羽生、紀平は超大技がカギ 見えてきた北京のメダルの色

 来年2月の北京冬季五輪に向けたウインタースポーツのプレ五輪シーズンは、3月27日閉幕のフィギュアスケートの世界選手権でほぼ全ての競技が終了した。2018年平昌冬季五輪で過去最多となる13個のメダルに輝いた日本。スポーツデータの分析を行う米グレースノート社は、スピードスケート女子500メートルの小平奈緒(34)=相沢病院=の金、フィギュアスケート男子の羽生結弦(26)=ANA=の銀、同女子の紀平梨花(18)=トヨタ自動車=の銅など、日本は北京五輪で15個のメダルを獲得すると予測している。平昌五輪のメダリストやその後に台頭した新鋭は、コロナ禍の今季をどう過ごしたのだろうか。

フリーでまさかの暗転

 「自分のバランスが一個ずつ崩れていった」(羽生)。「調整がうまくいかず、脚に力が入らなかった」(紀平)。フィギュアスケートの世界選手権で、日本の男女のエースはいずれもフリーの演技で暗転した。

 五輪2連覇の羽生はショートプログラム(SP)で貫禄の首位発進。だが、フリーは精彩を欠き、冒頭のジャンプで着氷時に手をつくと、その後もミスを連発。ライバルのネーサン・チェン(21)=米国=だけでなく、今季がシニアデビューの鍵山優真(17)=神奈川・星槎国際高横浜=の後塵も拝して3位に終わった。

 平昌五輪後にシニアデビューし、瞬く間に日本女子のエースとなった紀平も、フリーが大ブレーキとなった。SPは2位だったが、フリーは最大の武器であるトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)でのミスも響き、大きく順位を下げて7位に終わった。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ