世界1位返り咲きへ!!大坂なおみ圧巻8強/テニス

 テニス・マイアミ・オープン(29日、米フロリダ州マイアミ)女子シングルス4回戦で、世界ランキング2位の大坂なおみ(23)=日清食品=は同17位のエリーズ・メルテンス(25)=ベルギー=を6-3、6-3で下し、初の8強入りを決めた。準々決勝では同25位のマリア・サカリ(25)=ギリシャ=と対戦する。男子シングルス3回戦で、世界39位の錦織圭(31)=日清食品=は、同5位のステファノス・チチパス(22)=ギリシャ=に3-6、6-3、1-6で敗れた。

■昨夏から23連勝

 幼少期を過ごしたマイアミの地で貫禄を示した。大坂がツアー通算6勝の実力者、メルテンスをストレートで下し、初の8強入り。青空の下、白星をつかむと静かに左拳を握った。

 「子供の頃からなじみのあるお気に入りの大会の一つ。準々決勝に進めたことは、自分にとって非常に大きい」

 圧巻だったのは第2セット。第5ゲーム終了後にメルテンスが右肩の違和感を訴え、メディカルタイムアウトを要求した。中断中はリラックスした表情でサーブ練習を行っていた大坂が、再開と同時にギアを上げ、11連続得点。2ゲームを連取されていた嫌な流れを吹き飛ばし、ゲームカウント2-3から4ゲーム連取で、勝負を決めた。

 四大大会、WTAツアーファイナルに次ぐ格付けの今大会。世界ランク2位の大坂は、『同1位のアシュリー・バーティ(オーストラリア)が準決勝までに敗れ、大坂が決勝に進出する』か、『バーティが準決勝で敗れ、大坂が優勝する』かで、世界1位に浮上する可能性がある。

 大事な戦いになるが「一戦ずつ勝ち抜いて決勝に行き、優勝したい」と23歳は冷静だ。昨夏から23連勝(棄権による不戦敗と不戦勝を除く)を積み上げてきた大坂が勢いを止めず、世界ナンバーワンに返り咲く。(武田千怜)

■錦織敗退も前向き

 トップ10復帰を目指す世界39位の錦織は、同5位のチチパスに食らいついた。フルセットで敗れたが、第2セットはラリー戦で主導権を握って反撃。多彩なショットでライバルを翻弄し「本来やりたい、目指すべきプレーができたという面では次につながる」と前を向いた。「いっぱいいっぱいで取ったセカンドセットだった」と第3セットで力尽きた31歳。4月からのクレーコートシーズンへ、体力面の課題を克服する。

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