パラ競泳エース・木村敬一「特別な舞台、成長の証しを」 東京大会まで半年

 新型コロナウイルス禍で1年延期された東京パラリンピックの開幕まで、24日で半年となった。パラ競泳男子(視覚障害)のエースで、東京大会の代表に内定している木村敬一(30)=東京ガス=は、日々の強化に余念がない。産経新聞の取材に応じ、「開催へ向けた努力は、社会を取り戻す努力につながる。生まれた国で開かれる特別な大会で、成長した証しを見てほしい」と、開催実現への強い思いを語った。(運動部 西沢綾里)

 《視力を失った木村にとって、会話や手触りは大切な情報源だ。それがコロナ禍により大きな制約を受けているという。会食など友人との交流も、買い物の際に物に触れることなども、思うに任せない》

 「人と接することが生きがいみたいなもの。そういうのが絶たれていくのは結構、しんどい。それでも、大きく変えるわけにはいかない。そこに対してすごく気を使い、ちょうどよい暮らしのスタイルを探っていくのは、ストレスばかりが上塗りされている」

 《2016年リオデジャネイロ大会後、練習拠点を米国に移し、視覚障害者の金メダリストを育てた米国人コーチに師事。コロナ禍の影響で昨年3月にやむなく帰国した。現在は東京・味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)で強化に専念する》

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ