明生勝ち越し、逆転優勝に望み 「一つでも多く勝つ」 初場所

 大相撲初場所11日目は20日、両国国技館で行われ、明生が宝富士を破った。

 強さを印象付ける快勝だった。明生は宝富士相手に左を差し、右でおっつけて前に出た。最後は腰を落として相手の腹を押し、土俵外に追いやった。十両優勝を果たした昨年7月場所から4場所連続の勝ち越し。「集中してやってきたので良かった」と喜んだ。

 持ち味の機敏な動きは、育った環境のたまものかもしれない。奄美大島に生まれ、自然が遊び相手だった。虫捕りをしたり、海で泳いだり。もりで魚を突くこともあった。

 中卒で上京し、角界入りした。東京はあまりに都会で「全部が怖かった」と振り返る。同世代が高校で楽しそうにしているのを横目で見ながら、「そういう時期を(稽古に)ささげないと強くなれない」。角界一とも言われる稽古量で番付を上げた。

 今場所は回転の早い突き押しで前に出る好内容の相撲が目立つ。この日はトップの大栄翔が2敗に後退。3敗を守った明生にも初優勝の目が出てきた。

 12日目はその大栄翔戦が組まれた。賜杯の行方を左右する一番になる。優勝への意識はないといい、「一つでも多く勝って、来場所上位で取れるように番付を上げたい」と力強く話した。(浜田慎太郎)

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