東京五輪「中止にはならない」IOCセバスチャン・コー氏 日本を信頼

 世界陸上競技連盟会長や国際オリンピック委員会(IOC)委員を務めるセバスチャン・コー氏(64)が19日(日本時間20日)、新型コロナウイルスの世界的な感染状況から開催懐疑論が出ている今夏の東京五輪について「中止にはならないと思う」と英スカイニューズに語った。

 昨年10月に来日し、東京五輪のメインスタジアムとなる国立競技場などを視察したコー氏は「この問題を乗り切るための不屈の精神と回復力を持っている国」と日本に信頼を寄せた。ただし「観衆や選手の距離感が大きな問題になる。(過去の五輪と)見た目は変わってくるだろう」と、観客数の制限は不可避との見方を示した。

 一方、2012年ロンドン五輪・パラリンピック組織委員会で副会長を務めたキース・ミルズ氏は19日放送の英BBCラジオで、「(開催は)疑わしいと言わざるを得ない。東京の組織委に中止計画があるのは間違いない」と述べ、ロンドン組織委会長を務めたコー氏と見解が割れた。

 ミルズ氏は開催可否の判断は1、2カ月以内と推測し、東京の組織委は劇的な状況改善やワクチンの早期普及を期待して決断を極力先送りすると指摘。パリが開催権を持つ24年への再延期は、調整が至難として否定的だった。実業家のミルズ氏はIOC委員には就いていない。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ