大会方式変更、ガイドライン見直しへ ラグビーTL開幕延期

 日本ラグビー協会は14日、新型コロナウイルスの感染拡大によるトップリーグ(TL)の開幕延期を発表した。より短期間で終了するように大会方式も変更し、16チームを2組に分けて1回戦総当たりで対戦後、下部トップチャレンジリーグの上位4チームを加えた計20チームがトーナメントを戦う案を軸に調整している。2月上旬から中旬にかけての開幕を想定するが、感染拡大に歯止めがかからない社会情勢下でいかに対応していくのか。先の見えない厳しい戦いが続く。(橋本謙太郎、奥村信哉)

 最後のシーズンを迎えるTLが、途中打ち切りとなった昨シーズンに続いてコロナに水を差された。陽性者が6チーム計62人に達した事実を重視し、開幕2日前に延期が決まった。日本協会の岩渕健輔専務理事は「とにかくリーグを成立させるための最善の考え方ということで決断した」と語った。

 リーグの成立には75%の試合開催が必要だが、開幕節で5試合の中止が“確定”。再検査を待つ選手もおり、早くも当初の大会方式ではリーグ成立が難しい状況に追い込まれ、開幕を延期し、より少ない試合数でリーグが終了できる方式に変更されることになった。今季の結果は来年1月開幕の新リーグのディビジョン分けの判断材料になる。そこに、全体の試合数を減らしてでもリーグを成立させたい事情がある。

 ただ、新型コロナの感染は広がっている。各チームが定期的に実施する検査は昨年12月にも行われたが、「かなり(陽性者の)数が違う」と岩渕専務理事。約2週間での急激な増加に驚きを隠せない。

 一方で過半数のチームは陽性者が出ていない。岩渕専務理事は「(チームによって)何がうまくいき、いっていないか、もう一度しっかり把握し直す」。状況確認を急ぎ、コロナ対応についてのガイドラインを見直す方針だ。

 新たな開幕は2月初旬から中旬を想定しているが、綱渡りの日々となりそうだ。

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