「出ていけ」と言われても…山田、小川ら残留で証明したヤクルト“居心地”のよさ FA流出わずか8人

 ヤクルトから国内FA権を行使した小川泰弘投手(30)の残留が決定した。

 25日、今季の年俸9000万円から大幅増となる4年総額7億5000万円で契約。一時は流出濃厚とみられていた主軸の山田哲人内野手(28)、抑えの石山泰稚投手(32)とともに、FAトリオ全員が残留となった。

 特に小川は、ここ数年の契約更改で球団に不信感を抱いていたとみられ、球団側は移籍を覚悟していた。

 小川は「パ・リーグに変えて戦いたい気持ちに動いた瞬間もあった」と、くしくも山田と同じようなセリフを口にし、年末まで揺れ動いた心中を明かした。

 フロントは流出阻止へ、昨年の契約更改後から定期的に交渉の場を授け、精一杯の条件提示で応えたが、今季シーズン終了まで話がまとまらず。ある幹部は「山田に『もう、それなら出ていけ』と言ったこともあった」と振り返る。それでも全員が残留に至ったのは、ヤクルトの居心地のよさを証明しているといっていい。

 これまでヤクルトからFAで出た選手は8人で、新興の楽天を除くと巨人、ロッテ(25日現在)と並び最も少ない。うち3人はメジャーリーグへ夢を追ったもので、国内移籍5人は巨人と同数。いずれも、さまざまな事情を抱えていたが、今回の3人にそれはなかった。

 小川は「慣れ親しんだスワローズで優勝を目指して戦うことに決めた。一つでも多く勝ち、Aクラス、そして優勝に貢献できるように全力で戦う」と決意表明。来季は山田、石山とともに年俸に見合った活躍で、フロントの親心に応えなければいけない。 =金額は推定

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