宇野昌磨、悔しさより幸福感 10カ月ぶりの大会に「みなさんに披露する場があってこその競技」/フィギュア

 フィギュアスケート・全日本選手権第1日(25日、長野市ビッグハット)男子ショートプログラム(SP)が行われ、5連覇がかかる宇野昌磨(23)=トヨタ自動車=は94・22点で3位発進した。

 勝負のリンクに立つ喜びが沸き上がった。4回転-3回転の連続トーループで転倒するなどミスはあったが、失敗した悔しさよりも試合に出る幸福感がまさり、演技後の表情は明るかった。

 「みなさんに披露する場があってこその競技。いつもなら悔しい気持ちになると思うが、きょうは本当に楽しかった」

 今季は出場予定だったグランプリ(GP)シリーズ第4戦のフランス杯がコロナ禍で中止になるなど試合から遠ざかり、今大会が初戦。約10カ月ぶりの実戦で、昨季と同じロックナンバー「グレート・スピリット」を演じた。冒頭の4回転フリップを着氷させ「『よっしゃー』と思った」と笑顔。「こういう緊張感の中で滑ることを待ち望んでいたんだな」と久々の感覚に浸った。

 史上3人目の5連覇が懸かる大一番。首位の羽生と9・31点差で臨む26日のフリーは、午後8時47分滑走予定。「もう一度、この場で立てることに感謝しながら滑りたい」。戦いの舞台に戻ってきた宇野が主役の座を奪い返す。

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