手をあげる球団は…新庄氏、トライアウトで猛アピール 球界復帰は日本ハムしかない 得点圏チャンスで適時打

 手を挙げる球団はあるのか。2006年に現役を退いた元日本ハム・新庄剛志外野手(48)が7日、12球団合同トライアウトに参加。NPB復帰を猛アピールした。

 コロナ禍で今年は無観客で行われたため、今ひとつ張り合いが出なかった千両役者は、3打席凡退の後に巡ってきた得点圏のチャンスで燃えた。ヤクルト戦力外の左腕、ジュリアスのチェンジアップを左前へ弾き返し、適時打をマークした。

 新庄氏は「やり遂げた感がものすごくある1年。今までにない感情で体が熱くなった」と清々しい表情。パ・リーグ球団の編成担当は「いるだけで雰囲気が明るくなる。“野球ファン”としての立場なら、絶対に獲った方がいい」とスター性を改めて感じた。別のパ球団編成担当が「楽しそうにやっていたし、思ったよりも動けていたというのが正直なところ。本人は自信満々のようだ」とうなるように、14年ぶりの現役復帰へ手応えを感じているようだ。

 新庄氏と日本ハムで同僚だった森本稀哲氏(40)が6日、テレビ番組に出演し「手を挙げるんじゃないかと思っているチームが1チームある。パ・リーグです」と発言。ネット裏の編成担当の間でも「どこなんだ?」と持ちきりだった。

 冒頭に登場した編成担当は「チームは何年も先のことを考えている。コーチよりも年上の選手は必要ない」と冷静に分析しつつ、「人気を考えたら、松坂(西武)以上の効果になると思う。来年1年間だけファンを喜ばせたいという球団は獲るかもしれない。そこをどう判断するか」と指摘。

 古巣の日本ハムは成績の低迷とともに人気が大幅低下。札幌移転後初の2年連続Bクラスとなったチームのムードを変える効果も期待できるだけに、多くの編成関係者から「日本ハムしかない」という声が上がった。

 当の日本ハム側は一貫して再獲得を否定も、3日に西川がポスティングを申請。米移籍がかなえば、新庄氏の定位置だったセンターが空く。本人は「6日間でオファーが来なかったら、野球は終わる」と宣言して退路を断つが、SHINJO劇場に続きはあるのか。(塚沢健太郎)

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