マー君がFA戦線の主役に 争奪戦に発展するか

【大リーグ通信】

 ヤンキースと7年総額1億5500万ドル(約161億円)の大型契約を終え、フリーエージェント(FA)となった田中将大投手(32)の人気が沸騰している。大リーグの公式ホームページ(HP)は「田中はFA先発投手のナンバー2ではないか」と分析。東海岸を中心に関心を持つ球団も多いという。

 FA戦線が開始された当初、先発投手は一流どころが多く、田中の評価は決して高いものではなかった。今季の最優秀防御率タイトルホルダー、レッズ右腕のトレバー・バウアー(29)がトップで、次にメッツの右腕マーカス・ストローマン(29)、ジャイアンツ右腕のケビン・ゴーズマン(29)が続いている、といわれた。今季の成績は振るわなくても、29歳と脂の乗った投手が注目されるはずだった。

 だが、ストローマンとゴーズマンが球団から提示される1年契約で1890万ドル(約19億7000万円)のクオリファイング・オファー(QO)を受け入れ、残留が決まった。QOは、その年の年俸上位125選手の平均額を規定額とし、FA選手の旧所属球団が1年契約を優先的に提示できる制度。

 評価の高いFA選手がこの提示を受けることはほとんどなかったが、今年は新型コロナウイルス禍で異例とあって、ストローマンとゴーズマンのエース格の2人が受諾し、FA戦線から離脱したのだ。

 自然と田中への関心が高まった。ニューヨークの地元メディアSNYは「ヤンキースという名前ではないニューヨークのチームがFAのターゲットにしている可能性がある」と報じた。メッツが触手を伸ばしているというのだ。「ストローマンは再契約となったが、ローテーションの中盤を担う投手を欲している。右腕の故障はあるが、ヤンキースでの7年はそれを十分に期待できる」としている。

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