巨人・菅野、メジャー移籍か残留か…ポスティング申請へ、コロナ影響大で慎重な決断する可能性も

 プロ野球巨人の菅野智之投手(31)が米大リーグと交渉するために球団にポスティングシステムを申請するように申し入れたことが4日までに明らかになったが、巨人に残留する選択肢も持っているという。夢にまでみた大リーグ移籍だが、新型コロナ感染拡大で移籍リスクは高くなっており、ヤンキースなどの名門球団から好条件の提示がない場合は慎重な決断をする可能性もある。

 関係者によると、日本シリーズ終了後に複数回、球団側と会談。大リーグは不透明な状況が続いていることから本人は悩んでいる様子で、米球団の話を聞くためにポスティング制度を利用したいと申し入れたという。

 米メディアは菅野を一様に高く評価している。今オフの大リーグの移籍市場は、サイ・ヤング賞のトレバー・バウアー(レッズ)や田中将大(ヤンキース)が注目されているが比較的層が薄い。菅野の移籍先について、大リーグ公式サイトは「菅野をバウアーのすぐ下のレベルに位置づける球団もあり、ヤンキース、ジャイアンツ、パドレスが争奪戦に名乗りを上げるだろう」としている。また米スポーツ専門サイト「ジ・アスレティック」もヤンキース、パドレス、レッドソックスを挙げている。

 ただ、現在は米国生活自体のリスクが高い上、レギュラーシーズン60試合への縮小で経営不振に陥っている米球団が多い。菅野は年俸2000万ドル(約21億円)クラスの複数年契約が期待できるレベルとも言われていたが、米各球団がどこまで資金を投入できるかは不透明だ。

 気になるヤンキースは、エース右腕ゲリット・コールに続く2番手以下の3投手が必要で、田中の再契約と菅野との契約を同時に狙う可能性もある。一方でニューヨークポスト紙は「コロナ禍であり、菅野の年俸は1000万ドルから1500ドル程度で、7年前、田中が獲得した2000万ドル台の契約は難しい。31歳という年齢とメジャーでの実績がないことを考えると、菅野獲得はギャンブル」と伝えており、長期の契約は難しいとみられている。

 コロナ禍が大リーグ移籍の夢に影響を与えているいるのは気の毒だが、現役の集大成を迎える年齢であることから、悔いのない選択をしなければならない。

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