【現役時代のここだけの話】前ロッテ・細川亨さん、ダイエー三冠王・松中にかけたワナ

 今季限りで現役を引退した選手が裏話を明かすオフ企画(随時掲載)。第1回は捕手一筋で19年間の現役生活に幕を下ろした細川亨さん(40)=前ロッテ=の登場です。松坂大輔投手(40)とバッテリーを組んだ西武時代の2004年、同年にダイエー(現ソフトバンク)で三冠王に輝いた松中信彦内野手(46)との対決秘話を紹介します。(取材構成・湯浅大)

 細川にとって西武入団3年目の2004年は、大きな節目のシーズンだった。

 当時最大の敵は、前年に日本一となったダイエー。特に04年に三冠王(打率・358、44本塁打、120打点)となった松中対策は、正捕手に定着した細川、そして西武の課題でもあった。

 「松中さんは(松坂)大輔との相性がよかったんです。まともに勝負しても打たれる可能性は高かった」

 当時、西武のエースは松坂。この年に最優秀防御率(2・90)のタイトルを獲得したが、松中には17打数6安打、打率・353と打ち込まれていた。この数字には理由があった。

 「どうせ打たれるなら、とにかく内角を攻めました。伊東(勤)監督の指示です。打たれても『あれでいいんだ』と」

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