タカ連勝、4タテ見えた? 柳田の先制打で打線に火

 第1戦では無安打だったソフトバンクの柳田が持ち前の豪打と気迫を発揮し、打線の猛攻を呼び込んだ。

 工藤監督が「このシリーズでもつなげていく野球をやる」と話す通りの攻めを初回から体現した。1死一塁で第1打席を迎えた柳田は、今村の甘く入ったシュートを強くたたいた。鋭い打球が中堅の頭上を越え、一塁走者の川島が生還。「慶三さん(川島)が一生懸命走ってくれたおかげ」と素直に喜んだ。

 これで、ただでさえ穴のない打線に勢いがついた。この回さらに2点を加えて試合の主導権を握ると、後は出てくる巨人の投手陣を粉砕。終わってみれば15安打、シリーズ球団最多タイの13得点を重ねた。

 柳田が例年以上に頼もしいこともチームにとって大きい。今季は146安打を放って自身初の最多安打のタイトルを獲得。元来の豪打に確実性を増した。「泣いても笑っても残り少し。悔いのないように今年を締めくくりたい。チーム一丸で日本一になれるように頑張る」と気合を込めてフルスイングを継続していく。

 満塁弾を放ったデスパイネも日本シリーズのタイ記録となる1試合6打点と大暴れ。猛打で連勝し、工藤監督は「初回からしっかり得点できたのが大きかった。みんながつなげる野球をやってくれた」と頼もしげに振り返った。ホークスがジャイアンツを破って日本一になったのは昨年と南海時代の1959年の2度で、いずれも4戦4勝で決めている。3度目に向け、いまのところ死角は見当たらない。(上阪正人)

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