初安打が先制2ラン ソフトバンク栗原、4打点で菅野KO

 ポストシーズン初安打が、試合の流れを決定づけた。日本シリーズ第1戦に「5番・右翼」でシリーズ初先発を果たしたソフトバンクの栗原が、二回に巨人の絶対的エース、菅野から先制2ラン。「緊張したので何も考えず自分のスイングをしようと思った」という積極性が実を結んだ。六回には2点二塁打も放って4打点を挙げ、5-1での初戦勝利の立役者となった。

 二回無死一塁で回ってきた第1打席。2ボールから菅野が投じたスライダーが浮いたのを見逃さず強振すると、打球は右翼フェンスを越えた。勢いは止まらず、四回の第2打席では右翼線への二塁打。さらに六回の第3打席では2死一、三塁の好機で左中間へ2点適時二塁打を放ち、勝利を決定的にした。

 本職は捕手。6年目の今季は思い切りのいい打撃を買われて一塁や外野で先発起用され、17本塁打、73打点をマークした。だが、ロッテとのクライマックスシリーズ(CS)2試合では5打数無安打、2三振。それでも「前のことを引きずっても、いい結果は出ない」と腹をくくり、思い切りのいいスイングを取り戻した。

 短期決戦を制する上で必要なラッキーボーイ。そのことをよく知る工藤監督は「先に点を欲しかったところで、よくぞ打ってくれた」と起用に応えた24歳をたたえた。(上阪正人)

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