ボーア、国内他球団移籍も…阪神が退団“前倒し”発表 「バースの再来」期待も1年でリリース

 阪神のジャスティン・ボーア内野手(32)が20日、自由契約選手として公示された。メジャー通算92本塁打の実績を引っさげて来日したが、年俸に見合う成績を残すことができず、11月末までの保有期限を“前倒し”してのリリース。国内の複数球団が興味を示しているとみられ、来季は虎のライバルとなる可能性がある。

 “愛されキャラ”の助っ人砲が1年で虎を退団-。ボーアが自由契約選手として公示された。

 米大リーグ通算92本塁打の大砲。マーリンズ時代にはイチロー氏に“師事”するなど勉強熱心で「バースの再来」と期待されたが…。4番で開幕も、不振で3試合目に6番へ。初安打まで19打席を要するなどスタートで大きくつまずいた。

 7月は打率・296、7本塁打と巻き返したが好調期間は長く続かず、99試合出場で打率・243、17本塁打、45打点。10月22日に初めて登録抹消されると、以降は1軍から声はかからず。シーズン終了を待たず、11月7日に帰国。広報を通じて「タイガースファンは最高です。そして、素晴らしいチームメートたちとタイガースの一員としてプレーできたことを誇りに思います。日本食はおいしく、日本という国は最高です!」とコメントを残していた。

 本塁打後の「ファイアボール」パフォーマンスや、お立ち台での日本語の挨拶などで虎党の心をつかんだ。コロナ禍の異例のシーズンでもあり、2年目の適応も期待されるところではあるが、ネックは250万ドル(約2億6000万円)という高年俸。矢野監督はこの日、甲子園でボーアの自由契約について「総合的に判断していること。もちろんみんなで埋めていかなアカン」と話した。

 11月30日まで阪神が保有権を持っている中、10日前倒しのリリース。理由は定かではないが、球界関係者によると、複数のNPB球団がボーアに興味を示しており、“就活”開始が早まったことは間違いない。一旦リリースして退団の形をとった阪神が、ゼロベースから低年俸で契約する可能性も残ってはいるが…。来季はB砲が、違うユニホーム姿で虎の前に立ちはだかるかもしれない。

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