【引退会見(6)】阪神・藤川、首を痛めるから「ジェットコースターとか乗れなかった」

 (セ・リーグ、阪神0-4巨人、24回戦、巨人16勝8敗、10日、甲子園)今季限りでの引退する阪神・藤川球児投手(40)が試合後、引退会見を行った。1時間に渡った会見は家族への思いなどで締めくくった。

 --試合前の始球式では息子とバッテリーを組んだ。感慨深い?

 「そういう思いにならないようにしてました。子供が大きくなったなとそう思わないようにしようと。それが父親の務めかなと。父親としてまだ子供に伝えなければいけないことがあると思ってるので。そこはちょっと大人の扱いをすることもあるんですけど、自分にとってはいつまでたっても子供なので。支えてやるぞという感じで捕手として構えたし、グラウンドのマウンドの近くまで寄っていって迎えてやろうと。まだまだ1人で歩くんやないぞと。お父さんとして教育が終わってないところが実はあるんで。もう日付を越えて自宅に帰ったらうれしいですね。何でもできるんですもんね、子供にとって。あすのこと、肩肘考えなくていいし。それが本当にうれしい。すぐ諦めるんですけどね、子供というのは(笑)。息子とはもうめちゃくちゃ楽しみたいです、人生を。その中で充実させて。娘たちもそうですけど、娘たちも頑張ってくれてるんで。あとは妻ですね。妻と一緒に。家族と友人とみんな一緒ですけど、行けなかったところに行ったり、したかったこと、ジェットコースターとか乗れなかったんで、首痛めたりするから。ちょっと乗ろうかなと思いますね。魚もさばきたいし。やりたいことだらけなんですよ。まあこうご期待というか。みなさんにとってそれは小さなことかもしれないですけど、そんなことすらできなかったので。

 (中略)

 これからも野球界にはまだお世話になることはあると思うんですけど、役割は変わるので。最後グラウンドを出るときに頭を下げたときが一番実は(涙が出そうで)危なかった。あのとき長かったじゃないですか。長くしてる間に『ん?』。あれ、感覚が変わってきたと思って。これ最後になる、最後だ最後だと思った瞬間にちょっとヤバいと思って。なんか不思議ですけどね。そこのゾーンに自分の気持ちが入ればスッと前だけ見て進んでいって。ファンの方とかチームの後輩を引っ張っていきたいなと。みんなに引っ張ってもらうのはまだ早いと(笑)。ありがとうございました。伝わりましたかね? たくさん話しましたけど。涙が出なくて。自分自身に勝てましたよ、僕は。絶対泣くなよって恩師から言われていた。自分でユニホームを脱げるわけだから。そうだよなと。最高に楽しかったし、幸せな時間でした。もっと幸せが見つかったらみなさんに恩返しします。待っててください」

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