【中日・吉見引退スピーチ】「野球の神様、ありがとう」

 (セ・リーグ、中日4-5ヤクルト、24回戦、中日15勝7敗2分け、6日、ナゴヤドーム)中日は今季の本拠地最終戦に敗れた。先発で現役最終登板を迎え、打者1人を空振り三振に抑えた吉見一起投手(36)は試合後、引退セレモニーに登場。ファンに最後のあいさつを行った。スピーチは以下の通り。

 本日はこのような場を設けていただき、本当にありがとうございます。また、世の中がこんなに大変な状況の中で野球ができていることに感謝しています。

 ドラゴンズに入団してたくさんの出会いがありました。この世界に導いていただき、プロ野球の厳しさを教えてくださった落合さん。入団してすぐに僕がこの世界で生きる道を示してくださった森さん。「打たれても俺の責任だから、その代わりに考えて、低く投げてこい」と言っていただき、僕をリードしてくださった谷繁さん。

 ピンチの時など、マウンドに来てくださり、いろいろなアドバイスをいただいたり、俺のところに打たせてこい、ゲッツーを取るからと僕を鼓舞してくれた先輩方。何度、けがをしてもきょうまで投げられる体にしてくださったトレーナ、トレーニングコーチの皆さん。いつも的確にアドバイスをくださるブルペンキャッチャーの皆さん。たくさんの人と出会って、僕はきょう、ここに立つことができています。ありがとうございます。

 そして、何よりも妻と出会えたこと。妻なしでは、今の僕は間違いなくありません。わがままな僕、自分勝手な僕、常に僕を優先して支えてくれました。僕以上に苦労があったんじゃないかと感じています。そして、3人の子供も産んでくれました。本当に感謝です。ありがとう。

 選手の皆さん、ドラゴンズは強いです。もっともっと強くなると思います。いつ終わるか分からない人生、一日一日を大事にして、後悔のないように。今年、独走したジャイアンツを倒して、優勝して、与田監督を男にしてください。必ずできると思います。期待しています。

 ドラゴンズファンの皆さん、きょうまで僕を応援していただき、ありがとうございました。投げるときは恐怖感いっぱいで、マウンドに上がるのは怖かったです。ただ、マウンドに上がるときの声援が僕の背中を押してくれました。ありがとうございます。

 これからドラゴンズは強くなっていきます。チームの力だけでは優勝できません。ファンの皆さんの応援があって、チームに伝わり、選手が頑張り、勝利に結びつくと思います。これからもドラゴンズへの応援をよろしくお願いいたします。

 最後になりますが、15年間、幸せなプロ野球人生でした、本当にありがとうございました。そして野球の神様、ありがとう。

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