阪神・ボーア、退団へ 近日中に帰国濃厚、2億6000万円年俸見合わず

 阪神のジャスティン・ボーア内野手(32)が今季限りで退団する見通しであることが5日、明らかになった。メジャー通算92本塁打の実績を誇って来日したが、今季は17本塁打にとどまり、10月22日に抹消されていた。近日中に帰国する可能性が高い。

 鳴り物入りで入団した助っ人が、わずか1年でタテジマに別れを告げることになりそうだ。メジャー通算92本塁打。大砲の真価を、最後まで見ることはできなかった。

 ボーアは開幕こそ4番を任されたが、3試合目で6番に降格。4試合連続無安打で、来日初安打は19打席目と苦しんだ。7月は7本塁打を放って期待を抱かせたが、長くは続かず…。10月22日には左ふくらはぎ痛を完治させたマルテと入れ替わる形で2軍に降格した。

 矢野監督は「最後まで一緒に戦ってもらう」と話していたが、再び声をかけることはなかった。

 今季、ボーアは99試合に出場し、打率・243、17本塁打、45打点。年俸250万ドル(約2億6000万円)に見合わず、球団は自由契約とすることを決断した。

 ボーアはこの日、鳴尾浜に姿を見せたが2軍残留組の練習には合流せず、軽めのウエートだけで帰宅した。阪神の今季最終戦の11日を待たずに帰国する可能性がある。

 阪神は今季の開幕を球団史上最多の外国人8人体制で迎えた。スアレスが24セーブを挙げ、最多セーブ。サンズが主軸として活躍したが、今季2勝のガルシアを含め、助っ人戦略で検証する部分は多い。

 コロナ禍による大減収を受けた上で、来季も外国人に編成上の重きを置くのか、それとも育成重視にするのか。少なくとも「ファイアボール」でファンを喜ばせたボーアの姿は虎としてはない。

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