巨人・坂本秘話「いい子には怒りづらいけど、サインミスの高梨にブチ切れ」

【特別手記】

 巨人が30日、ヤクルト20回戦(東京ドーム)に3-3で引き分け、2年連続38度目のセ・リーグ優勝を決めた。主将の坂本勇人内野手(31)が本紙に特別手記を寄せ、新型コロナウイルスの影響で開幕が延期され、無観客で始まった前例のないシーズンを振り返り、コロナ感染による入院生活、ファンへの感謝、達成目前の2000安打への思いをつづった。チームは8年ぶり23度目の日本一を目指し、11月21日からの日本シリーズで、パ・リーグのクライマックスシリーズ優勝チームと対戦する。

 優勝は何度経験してもうれしい。9連戦、10連戦…。今年は経験したことがなかった長い連戦もあったので、今までのキャリアの中で一番、体もメンタルもすごくきつかった。2連覇できて、ホッとしています。

 3月に新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が延期になったとき、最初はモチベーションの持っていき方がすごく難しかった。開幕がいつになるかも分からない時期を過ごす中で、僕たちが知らないところで、球団やスタッフなど、たくさんの方が動いてくれた。プレーをさせてもらえる環境にいられるのは、本当にありがたかったです。

 開幕前に自分がPCR検査で陽性判定が出たときは、どこで、いつ感染したか分からなかったし、「なんでやろうな」と不思議だった。なってしまったものはしようがない。すぐに自分の中で受け止めるように切り替えました。

 入院中は、練習試合をテレビ中継で見る時間以外は、何もやることがなかった。幸い、熱が出ることもなく、自覚症状もなく、体調は問題なかった。病室ではできる範囲内でバットを振り、最低限だけど、体を動かすように努めました。

 いろんな方が気をつかって連絡をくれました。チームから離れ、申し訳ないという気持ちがあった。チームメートは「そこは気にせずに」と言ってくれて、すごく助かった。原監督には「ちゃんと治してから、合流するのを待っています」と連絡をいただきました。3度の陰性判定を受けるまで、(同じく陽性判定を受けた大城と)僕らにはどうすることもできなかったので、復帰してから一日でも早く1軍に合流することだけをイメージしていました。

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