ウルフ・アロン、全日本柔道出場へ 結婚1年半で妻と離婚前提に別居を“告白”

 来夏の東京五輪柔道男子100キロ級代表に内定しているウルフ・アロン(24)=了徳寺大職=が28日、オンラインで取材に応じ、12月26日の全日本選手権(東京・講道館)に出場する意向を示した。昨年12月に右膝を手術しており、出場となれば1年ぶりの復帰戦。昨年4月に結婚した妻とは離婚を前提に別居中であることも“告白”。私生活上の不安は、畳の上で払拭する。

 たくましいひげをたくわえ、100キロ級元世界王者の貫禄が増した。ウルフが復帰戦に選んだのは、体重無差別で争う全日本選手権だ。

 「出られる大会には出たい。日本の重量級と国際試合の100キロ級の強度は同じくらい。試合の感覚を取り戻したい」

 昨年12月のワールドマスターズ(中国・青島)で右膝半月板を損傷し、手術を受けた。リハビリを重ね、患部の状態は回復。9月中旬から拠点の母校・東海大で乱取りなど本格的な稽古を再開した。今月上旬には男子日本代表の強化合宿にも参加し、出稽古を行うなどして試合に出られるめどが立った。コロナの影響で4月から延期された全日本選手権で1年ぶりに実戦復帰する。

 取材対応時に突然、私生活面の変化について自ら切り出した。「離婚を前提に現在、別居している」。柔道経験者という一般女性と昨年4月に結婚。国際試合に帯同し会場で声援を送る姿も見受けられていたが、仲違いの原因など詳細には触れず。伸びたひげについては「コロナで試合や目上の方との食事など、そらなきゃいけない場面が少なくなった」。リハビリ、別居、コロナ禍…と苦境に立たされていた状況もにじませた。

 V2を目指す全日本選手権を経て、年明けには国際大会への出場も検討中。「(五輪の)試合の日は必ず来ると信じるしかない。課題を全て克服して、万全の状態で臨み優勝したい」。全ては来夏のため。さまざまな苦しみを乗り越え、覚悟を決めて前に進む。(石井文敏)

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